結婚のすすめ

　新婦が親に宛てて書いた手紙を朗読するのは披露宴の最大の見せ場になります。今までの思い出がたくさんあり過ぎて、手紙の内容にはいろいろなエピソードを盛り込みたくなるものです。気持ちは分かりますが、聞いているゲストのことを考えるとあまり長文になるのはお勧めできません。新婦の感謝の手紙の書き方について、ウェルカムドールたちは考えます。
　

結婚式の準備　～新婦の手紙～

　「新婦が親に感謝の気持ちを込めて読む手紙には感動するね。」
　「本人たちも思いがこみ上げて泣いちゃうことが多いね。」
　「いろんな思い出が蘇るんだろうね。」
　「それだけに内容を簡潔にして間延びしないようにした方が良いと思うよ。」
　「あまりダラダラといろんなことを書き綴ると、最初の感動がだんだんと薄れてしまいかねないからね。」
　「朗読時間は3分くらいで終わるくらいが良いんじゃないかな。」
　「手紙の目的は親への感謝の気持ちを伝えることだから、必要以上にエピソードを盛り込まなくても良いんだよ。」
　「書き出しは親への呼びかけが一般的だね。」
　「〝お父さん、お母さん、今まで育ててくれてありがとう〟みたいなやつだね。」
　「その後にエピソードかな。幼かった頃の思い出から最近の出来事まで印象的なものを選んで書くことになるね。」
　「どのような内容でも構わないけど、具体的に書かないとゲストには何のことか分からないよ。」
　「親に感謝の気持ちを伝えるのが目的ではあるけど、聞いているゲストに理解できないのでは披露宴で読む意味が無いからね。」
　「ゲストが聞いているからといって、あまり堅い文章にならないようにした方が良いんじゃないかな。普段の言葉使いに近い言葉の方が気持ちは伝わりやすいと思う。」
　「手紙の最後は結びの言葉だね。親への感謝の言葉と今後の決意なんかを書いて終わるよ。」
　「〝これからは2人で力を合わせて～〟ってやつだね。」
　「手紙は披露宴当日の1週間前までには完成させておいた方が良いよ。直前になると他の準備で忙しくなるだろうし、読む練習もしておかないといけないからね。」
　「新婦が棒読みしてたら雰囲気が盛り上がらないもんね。」
　「実際には涙が溢れて上手く読めないかもしれないけど、それは問題ないね。」
　「その方がゲストは感動するかも。」
　「無理に感動させようと思って書いたり読んだりするとわざとらしくなっちゃうから、素直な気持ちを素直な言葉で伝えることが一番だと思うよ。」