そっくりなウェルカムドールたちのつぶやき 118 ~幸せへの道標~

幸せへの道標

 自分の物差しと相手の物差しの違いを理解すること。そして自分との違いを受け入れること。それが人間関係を円滑にする秘訣。職場ではそれが出来ないと仕事に支障を来たします。でも家に帰ってまでそんなことやっていられないと思うのはどうして?。ウェルカムドールたちは話します。
 

それぞれの幸せ

 「相手が自分の思っていたような人ではなかったというのは結婚してから分かるもの。だから余計に自分とズレているところが気になるんだ。それを気にするなと言われても難しいよ。」
 「気にしないようにするのではなくて受け入れるということ。気になるのは仕方がない。どうしても気になるならまずは相手に相談してみること。それでも相手が改善できないのならそのことを責めるのではなく自分が我慢するように努める。いずれは慣れて気にならなくなるかもしれないし。」
 「やっぱり結婚生活は我慢なのか。」
 「結婚しなくても我慢しないといけないことは生活上たくさんあると思うけど。」
 「でも仕事で我慢して家に帰っても我慢が必要になるのは結婚しているからでしょ。独身なら家では我慢しなくていいもの。」
 「家に帰ってまで人間関係で気を使いたくないというのは分かるな。」
 「人間関係は気を使うことばかりではないよ。友人がいるから楽しいこともあるんじゃない?。人間関係によって人生が豊かになっていることを忘れてはいけないよ。」
 「たしかに家でも外でも話し相手がいなくて独りぼっちだったら寂しいね。自分は何のために生きているんだろうって思っちゃうかも。」
 「自分の存在意義が分からなくなりそうだな。」
 「人は一人では生きられないっていうのはそういうことなのかな。」
 「誰でもありのままの自分を認めてもらいたいっていう欲求があるんだよ。独りぼっちだとその欲求が満たされない。」
 「子供が親に対して不満をぶつけるのは自分を認めてもらえないからという場合が多いと思う。人間関係の基本がそこにあるように感じる。」
 「結婚相手は自分が選んだ唯一の人。その人にはありのままの自分を認めてもらいたいという潜在的な欲求があるはず。だから職場では我慢できることでも家では我慢できなくなるんだろうね。でもパートナーとのズレはどうしても生じるから自分のことを認めてもらえないと意地になって認めさせようとしてしまう。」
 「この人には分かってほしい、分かってもらえるはず、なのに分かってくれないのはどうして?、って感じかな。」
 「お互いにそうだから対立しちゃうんだね。」
 「結婚したからこそ、の対立ということか。」
 「だから自分を相手に認めさせようとするのではなく、相手の立場に立って相手を受け入れる心が必要なんだよ。」

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