そっくり人形作りの公式

　さて前回の店長日記では正しく見る眼力とはどのようなことか、という話をしました。異論のある方もいらっしゃると思いますが、あくまでも私の個人的見解の内容ですのでどうかご容赦ください。
　今回は想像力についての話です。またまた私の個人的な考えで話をさせていただきます。
　

何故想像力が必要か

　そっくり人形作りに必要なのは正しく見る眼力と想像力、それを表現する技術、そして豊富なアイデアだと思っています。今回はその中の想像力について話します。
　

　そっくりに作るには見たままに作ればよいのだから想像力は大して必要ないと思われるかもしれません。確かに見ているものを正確にコピーできる技術があれば想像する必要は無いでしょう。３Dプリンターは360度方向からの全てのデータをインプットすればその通りにものを作ることが出来ます。そこに想像力を働かせることはありません。似顔絵も1枚の写真があればその通りに描いて終わりです。見たままを描ける技術があれば問題ありません。
　

　しかし手作りのそっくり人形は違います。立体である人形を作るには2次元の写真数枚ではデータが少なすぎるのです。データが少ない分を制作者の想像力で補わなければいけません。鼻の形や頬のふくらみ、唇の出方など写真で表現しきれていない部分はたくさんあります。そこを想像しないとそっくりな人形は出来ません。もちろん想像したものが実物と違っていればそっくりにはなりません。必要なのは適切な想像力です。
　

　では私に適切な想像力があるのでしょうか。大きく違うことは無いようなのでそれなりにあるとは思っていますが、全ての角度から人形のご本人を確認することは無いのでよく分からないというのが正直な思いです。
　

今日の金沢

　午前は雨、日中はどんよりとした曇り、いつ雨が降ってもおかしくない空模様です。
　

　いよいよ明日は金沢マラソンです。天気はどうなるのか良く分かりません。1日ごとの予報では曇り時々雨で午前中の降水確率は40～50%なのに、1時間ごとの予報は晴れマークが続いています。降水確率も1日中20%で降水量は０㎜です。なぜこのようなことが起こるのか不思議です。どっちを信じれば良いのか困りますが、こういう場合は悪い方の天気になることが多いのが石川県です。雨の用意をした方が良さそうです。