幸せへの道

　2人が共に幸せになるには相手への配慮と寛容さが大切なようです。でも簡単なようで難しい気がします。ウェルカムドールたちは悩みます。
　

幸せのコツ１

　「配慮と寛容さって言われても仕事の時間なら意識出来るけど、プライベートの時間までもとなるとどうかな…。」
　「家に帰ってまでやらなきゃいけないものかな。」
　「唯一心の許せる相手だから一緒にいるのに、いちいち気を使って暮らすっていうのは疲れるんじゃないの。」
　「お互いに相手の全てが気にならないのなら意識する必要はないと思うよ。」
　「全てが気にならないってことはないだろうな。」
　「一緒に暮らしていれば余計に粗が目立つからね。」
　「相手のことを愛していれば何でも許せるっていう人がいるけど、あれは嘘だよ。」
　「愛していても気になることは気になる。どうにかして直してほしいって正直思うな。」
　「一緒に暮らすことで慣れてしまうこともあれば、どうしても慣れないこともある。」
　「何であんなことするんだろう、自分だったらこうするのにってことは時々あるよね。」
　「そういう時ってどうするの？。毎回指摘するの？。」
　「我慢できることは我慢する。」
　「我慢できないときは？。」
　「どうしても我慢できなければ言う。でも出来るだけ棘が無いような言い方を心掛けている。」
　「普通はそうだよね。それって配慮と寛容さを実践できているんだと思うよ。我慢するのは寛容さがあるから。棘が無いような言い方をするのは相手へ配慮しているからだね。」
　「そうか、特に意識しなくても普通はやっているもんなんだ。」
　「何か気になることがあってもすぐには言わずに様子を見る。自分が我慢できるレベルのことであればそのままそのやり方で認めればいいんだ。それをすぐに言ってしまうから喧嘩になる。〝どっちだって結果は大して違わないでしょ！〟って相手は思うだけ。更に〝そんなこと言うんだったらこっちだって言いたいことは山ほどある！〟って言われかねないね。相手も今までいろいろと我慢してきているだろうから。」
　「ちょっとしたことが気になる人もいれば、多くのことを許せちゃう人もいるね。一生懸命我慢してもレベル4が限界の人と特に我慢しなくてもレベル8まで平気な人とではレベル4の人の方が喧嘩になりやすいんだろうね。」
　「レベル8の人はほとんど怒ることがないから優しい人って思われるね。我慢していないのになんか不公平。」
　「もともとの性格の違いだから仕方がないね。すぐに言いたくなる人は言い方に気を付ければ大丈夫だよ。」