宝くじの日

　今日9月2日は宝くじの日です。「く(9)じ(2)」の語呂合わせであることはすぐに分かります。1967年（昭和42年）に第一勧業銀行（現みずほ銀行）の宝くじ部が制定しました。
　

　この宝くじの日は過去1年間の宝くじの外れ券が敗者復活する日なのです。9月2日に「お楽しみ抽選」の当選番号が発表されます。そして下4桁の番号が当選すると、お米などいくつかの商品の中から好きな物をもらえます。お楽しみ抽選の対象となるのは、前年の9月1日からその年の8月31日までに抽選が行われた宝くじの外れ券です。この1年間に宝くじを購入した人はぜひ確認してみてください。
　

宝くじの当選確率

　宝くじを買う人は誰でも1等が当選することを夢見ていることでしょう。抽選結果が出るまでは「もしかしたら億万長者になれるかも」なんて僅かながらも期待してしまうものです。しかし、抽選結果が出たとたんにその夢はあっけなくしぼんでしまいます。高額当選なんて夢のまた夢であることを再認識することでしょう。
　

　実際に自分の周りで高額当選したという人の話は聞いたことが無いという人が殆どだと思います。「本当に1等が当たっている人なんているの？」なんて懐疑的にもなってしまいます。果たして宝くじの当選確率はどのくらいなのでしょうか。
　

　まずは還元率で他のギャンブルとの比較をします。還元率とは、お客さんから集めたお金の中からどのくらいのお金が払い戻されるかという割合です。この還元率は公営ギャンブルと言われる競馬や競輪、競艇ではおよそ75%なのに対して宝くじは46%程なのだそうです。かなり低い数字です。宝くじを購入した金額の半分以上は寄付をしているようなものなのです。宝くじを10枚1組3,000円で購入したら、そのうちの1,500円は戻ってこなくて当然だと思いましょう。ちなみに宝くじは割が合わないので競馬のほうが良いよ、と言っているわけではありません。
　

　さて、一番気になる1等の当選確率です。その時により違いはあると思いますが、ある年の年末ジャンボ宝くじで計算したら、宝くじ1枚の当選確率は2,000万分の1だったそうです。これってものすご～～～く低い確率ですね。日本の人口が1億2,000万人として赤ちゃんからお年寄りまで全員が1枚ずつ購入した場合、日本全国で6人しか当たらないということです。ただ、実際には購入する人は限られているし、一人で複数枚買うのが通常なので、購入者の中で当選する人と考えれば確率はもっと高くなりますが、それでもかなり低い確率です。
　

　とにかく自分が購入する宝くじは1等が当たると期待しない方が良いということです。でも買わなければ当たることは無いので、当てたければ買うしかありません。でも買ったらつい期待してしまいます。人間とは欲深いものです。