結婚のすすめ

　引き出物は披露宴に出席してくれたゲストに対して新郎新婦だけではなく両家の感謝の気持ちを表す品物になります。それだけにどんなものを選んだら良いのかとても迷うことでしょう。ゲストには老若男女いろんなタイプの人がいます。誰もが喜んでくれる品物とはどんなものなのか、ウェルカムドールたちは考えます。
　

結婚式の準備　～引き出物選び～

　「引き出物は感謝の気持ちの表れと同時にご祝儀のお礼という意味合いもあるんだよ。記念品として形に残るものを贈るんだ。」
　「形に残らないお菓子も一緒に入っているよ。」
　「引き出物といったら本来は記念品のことを指すんだ。一緒に贈られるお菓子は引き菓子というんだよ。もともとは披露宴で出された料理の一部をお土産として持ち帰っていたことから始まったもの。それが今はお菓子に変わったんだ。」
　「他にも赤飯や昆布とかも入っていることがあるな。」
　「それは縁起物と言うんだ。縁起物は地方によって入れるところとそうでないところがあるみたいだね。」
　「じゃあ、引き出物は引き菓子や縁起物を合わせて3品になるのかな。」
　「記念品と引き菓子の2品というケースも最近は多いようだね。でも地方へ行くと縁起物まで合わせて5品以上のこともあるみたい。」
　「品数を多くするとそれだけ金額も高くなるだろうな。」
　「地域によって大分差があると思うから自分の住んでいる地域の相場を調べておくと良いかもね。」
　「気になるのは記念品を何にするかだな。」
　「ゲストの誰もが喜ぶものを1つに絞るのは難しいな。」
　「最近はゲストの年代や性別、それに新郎新婦との関係性などで分類してそれぞれに違う品を選ぶカップルが増えているよ。」
　「〝贈り分け〟って言うんだよね。」
　「カタログギフトにするカップルも多いみたいだね。」
　「カタログギフトだとゲストが自分で好きな物を選べるから都合が良いね。年代や性別が同じでも欲しいものは違うだろうからね。」
　「持ち帰るのも楽だし。」
　「重いものやかさばるものだとゲストを困らせてしまう場合もあるから持ち帰りが楽なのは大切なことだね。ただ、カタログギフトは何となくそっけない印象があるためゲストによっては不評を買うこともあるようだよ。」
　「値段も分かっちゃうし。」
　「カタログギフトにする場合は中身を精査することが肝心。もらっても欲しいものが無いなんてことが無いようにしないといけないよ。」
　「大事なのはゲストに喜んでもらうことと両家の感謝の気持ちが伝わるものであること。カタログギフトでもゲストにとって魅力的な内容のものであれば全然問題ないよ。」