幸せへの道標

　相手に対して感謝の気持ちを持つ。それが夫婦には必要です。今こうして生活出来ているのは相手がいてくれるからこそ、そう思えば感謝の気持ちが湧いてきます。相手のせいで不幸になっていると思う人は自分が相手を不幸にしているのかもしれない、とウェルカムドールたちは思います。
　

幸せな関係

　「不満が無ければ感謝も出来るだろうけど、不満だらけだったら感謝なんか出来ないと思うよ。」
　「相手のせいでこんなに生活が苦しいんだって思っていたら独身の方が良かったって思うだろうね。」
　「夫が妻の反対を押し切って独立開業したけど失敗して大きな借金を背負ったら妻は結婚を後悔するだろうな。」
　「確かにそういうこともあるだろうね。でもその状況で皆が結婚を後悔するとは限らないと思うよ。」
　「後悔しない人もいるってこと？。」
　「後悔するってことはこの人と結婚しなければこんなに借金を背負うことは無かったのにってことでしょ。でも夫と一緒にいること自体に幸せを感じられればどんな状況になっても後悔はしないと思うよ。」
　「それにまだ人生が終わったわけじゃないからやり直しは出来るよ。そういう夫婦は一緒に力を合わせて借金を返そうと思えるんだろうな。」
　「夫婦一緒にいることだけで幸せだと思えれば強いんだろうね。」
　「結婚の良さはそこにあると思うんだ。単なる損得勘定では計れない強さがある。一人だったら到底乗り越えられない壁を力を合わせることで乗り越えることが出来るんだ。」
　「1+1が2以上というか5や10にもなる可能性があるってことかな。」
　「そうだね。でもそれにはお互いの信頼関係が必要だよ。何か困難があっても相手のせいにしないこと。逆に相手が生じた困難を相手のために解決しようと思える関係だね。」
　「相手のせいにしていると信頼関係が築けなくて夫婦の力が弱まっちゃうんだね。」
　「1+1が2未満になっちゃうのかな。」
　「それで幸福感を抱けないのかもね。」
　「結婚に幸せを感じられないのはお互いに相手のせいにしているからかもしれないよ。それでつい独身の方が良かったなんて思うんだろうな。」
　「そもそも結婚して幸せになれると思うことが勘違いなんだと思う。幸せに感じられるかは結婚してもしなくても自分の考え方次第だよ。」
　「結婚して変わるのは自分の幸せと相手の幸せが繋がることだね。だからどんな時でも相手への感謝の気持ちを忘れなければ幸せだと感じられる。そして自分が幸せを感じていれば相手も幸せになる。それが夫婦としての幸せだと思う。」