幸せへの道標

　相手は自分を映す鏡。相手の態度は自分の態度。優しく接すれば優しくしてくれる。冷たく接すれば冷たくされる。夫婦に限らず人間関係はそういうもの。夫婦であれば尚更、気を使わない分だけ態度が素っ気無くなっているのではないでしょうか。相手を責めるのではなく、自分を見つめ直してみることが必要なのではないか、ウェルカムドールたちはそう思います。
　

幸せな関係

　「普段から相手のために何かをしてあげていれば、相手は大切にしてもらえていると感じることが出来るだろうね。」
　「自分が大切にしてもらえていると感じられれば、相手のことも大切にしようと思えるよね。」
　「お互いにそう思えることが夫婦には必要なんだろうな。」
　「家族の幸せって大袈裟なものでなくても良いんだよ。日頃の何気ない生活の中でちょっとしたことに幸せを感じられればそれで満足できるんだと思うな。」
　「それには夫婦はもちろんのこと家族全員が仲が良いということが大事だな。」
　「仲良くするためにはそれぞれがお互いの違いを認め合うことが必要なんだろうね。」
　「認めるということは何でも許すってこと？。」
　「許すのではなく、自分との違いを理解することかな。理解は出来るけど許すことは出来ない場合もあると思うよ。その場合は助言して違いを改めてもらえるように努めることになるね。」
　「相手が子供の場合は教育ってことになるのかな。」
　「そうだね。でも大人の場合は教育的態度では上から目線になるから反発を招きやすいだろうね。だから〝それでは私は困る。こうしてもらいたい。〟というような自分の思いを伝えるのが良いと思うよ。」
　「相談という感じだね。」
　「そう、強制にならないように気を付けないといけないね。結果的に自分の思いと違っても相手が譲れないというのなら仕方がないよ。相手との関係に亀裂を生じないことが大事だと思うから。」
　「良い関係を保てるようにするにはどうしたら良いのかという視点で考えることが必要なんだな。」
　「自分の思いを最優先にしてしまうとどうしても相手に不満が生じてしまうからね。全体のバランスを考えて自分の思いを抑えることも大事だよ。」
　「いつも大きな不満もなく生活出来ている人は、もしかしたら相手がいろいろと我慢してくれているかもしれないということだね。」
　「気付いていない人は多いだろうけど。」
　「我慢してくれているかどうかは分からないけど、特に不満のない生活をしている人は家族の支えがあるからこそなのは間違いないだろうから感謝しないといけないね。」