恋愛と幸せ

　とにかく興味が湧くことに挑戦してみる、それが得意なことへの始まりです。そして自分の魅力を磨くことにもなります。ウェルカムドールたちは話を続けます。
　

魅力磨き

　「何か得意っていう言葉で考えると人よりも優れていないといけない感じがするから難しくなっちゃうんじゃないかな。」
　「そうだね。さっき出た読書や映画鑑賞はどれだけ本や映画の知識が豊富でもやっぱり得意って言葉は馴染まない気がする。」
　「小説を書くのが得意、芝居をするのが得意と言うのは分かる。でもそれを見る人は受け手として何か技術や努力を求められるわけじゃないからかな。」
　「他人から評価されることではないしね。その分野の評論家になれば別だけど。」
　「何か他に適当な言葉があるの？。」
　「〝好き〟で良いんじゃないのかな。スポーツや芸術だって一般的なレベルに比べてとても秀でていてもそれを仕事にしていなければ趣味の範囲だよね。自分で〝得意です〟って言うかどうかは結局本人の意識次第なんじゃないかな。」
　「そうなると、魅力を磨くには得意なものを探そうというよりも趣味を身に付けようってことで良いのかな。」
　「そういうことになるね。」
　「そう考えると結構簡単かもね。好きなこと、やってみたいことは誰でも何かあるんじゃないかな。」
　「そう思っていてもなかなか始められない、っていう人も多いだろうな。今まで始めていないんだから。」
　「お金が掛かることだとすぐには難しいね。」
　「毎月多額の費用が必要だと継続するのが難しくなるから、あまりお金が掛からないことの方がおすすめだね。始めやすいし続けやすい。」
　「それでやりたいことがあればいいね。」
　「でもあまり簡単なことだとやりがいが少なくてすぐに飽きちゃうかも。上達するのにある程度困難を伴う方が楽しい気がするな。」
　「誰にでもすぐに出来ちゃうことだとモチベーションがアップしないね。出来るようになっても自慢できないし。」
　「適度に難しいっていうのがポイントかな。その適度がどのくらいが良いのかの判断が難しそうだけど。」
　「そんな風にあまり難しく考えない方が良いんじゃないかな。考え過ぎると結局何もやらないままになるよ。」
　「おすすめなのは自分の生活に関連していることだね。例えば料理やお菓子作りが上手くなるとか、字をきれいに書けるようになるとか。スポーツなら健康のために水泳やジョギング、サイクリングとか。」
　「そういうことなら簡単に始められるし、お金もそんなに必要じゃないから良いかもね。」
　「サークルに入って仲間を作れば続けやすいね。」