結婚相手の性格

　父親と良い関係性を築けている男性を結婚相手にするのが良いようです。でもそこに落とし穴はないのでしょうか、ウェルカムドールたちは考えます。
　

親子の関係性

　「父親に限らず親兄弟と関係性が悪いというのは、多くの場合本人にも何らかの問題があると考えた方が良いんじゃないかな。」
　「そうだね、一番身近な人間関係で上手くいかないってことは、夫婦関係でも問題を生じる可能性は大きいね。」
　「喧嘩をしても仲が良い家族は結構多いんじゃない？。そういう人たちに家族は好きか聞いたら多分〝好き〟って答えると思う。」
　「敢えて〝嫌い〟って答える人は、その原因は相手にあるって考えているんだろうね。」
　「喧嘩しても〝自分も悪かったんだし〟と思える人たちは仲が悪くはないね。フィフティフィフティの思考になってる。」
　「親は子供のことを心配してあれこれ口うるさく言うもの。そういう親の気持ちを考えられれば100％相手が悪いとは思えないんじゃないかな。」
　「だから相手がすべて悪いって思う人は自分本位の人だね。相手の気持ちまで考えられない。」
　「そういう人と結婚すると何か気に入らないことがあった時には一方的に相手が悪者にされてしまうかも。」
　「でも仲が良くても問題がある関係性もあるんじゃない？。」
　「どういうこと？。」
　「お互いに依存し過ぎている関係とか。自分がいないと相手がダメになってしまうってお互いに思いこんでいるみたいな。」
　「共依存って言われているやつ？。恋人関係では時々聞くけど、親子でもあるの？。」
　「親子の場合は子供が生まれた時から共依存の関係が出来上がっているのが当たり前。弱い子供は親がいないと生きていけないし、親も守ってあげないといけない子供が心の支えとなっているからね。通常は子供が大きくなるにしたがってその関係性が薄くなりながら自立していくもの。だけど親が子離れできないといつまでもあれこれと世話を焼いてしまい、子供も大人になっていてもそういう親を頼りにしてしまう。そしてお互いに相手のことがいつまでも一番大事な存在となってしまうんだ。」
　「マザコンって言われるやつね。」
　「優しい父親が増えている最近はファザコンの男性がいても不思議じゃないね。」
　「共依存でも普段は仲の良い家族にしか見えないだろうね。そんな恋人のことを親思いの優しい息子として好意的に捉えてしまうかもしれないから要注意。」
　「恋人が父親のことを好きだと言っても安心できない。関係性が年齢相応であることを確認した方がいいね。」