記念日のすすめ 190905 ~大切な人にプレゼントをしよう~

国民栄誉賞の日

 1977年(昭和52年)の今日、読売巨人軍の王貞治選手に日本初の国民栄誉賞が贈られました。これは2日前の9月3日に通産ホームラン数で世界最高記録の756本を達成したことに対する表彰です。国民栄誉賞は当時の首相である福田赳夫により創設されました。この表彰を記念して今日、9月5日が国民栄誉賞の日となっています。
 

国民栄誉賞の疑問

 国民栄誉賞とは、前人未到の偉業を成し遂げ、多くの国民から敬愛され、夢と希望を与えた人に贈られる賞で、内閣総理大臣表彰の1つです。国民栄誉賞表彰規定は1977年(昭和52年)8月に定められています。王貞治が受賞する直前です。つまりは、福田首相が王氏を表彰したいがために設けた賞だと言えるのです。
 

 現在までの受賞者の受賞順と受賞時の年齢、職業は、1.王貞治(37歳)プロ野球選手、 2.古賀政男(73歳:没後)作曲家、 3.長谷川一夫(76歳:没後)俳優、 4.植村直己(43歳:没後)冒険家、 5.山下泰裕(27歳)柔道選手、 6.衣笠祥雄(40歳)プロ野球選手、 7.美空ひばり(52歳:没後)歌手、 8.千代の富士(34歳)大相撲力士、 9.藤山一郎(81歳)歌手、 10.長谷川町子(72歳:没後)漫画家、 11.服部良一(85歳:没後)作曲家、 12.渥美清(68歳)俳優、 13.吉田正(77歳:没後)作曲家、 14.黒澤明(88歳:没後)映画監督、 15.高橋尚子(28歳)陸上競技選手、 16.遠藤実(76歳:没後)作曲家、 17.森光子(89歳)俳優、 18.森繫久彌(96歳:没後)俳優、 19.2011FIFA女子ワールドカップ日本女子代表(なでしこジャパン)(団体受賞)女子サッカーチーム、 20.吉田沙保里(30歳)レスリング選手、 21.大鵬(72歳:没後)大相撲力士、 22.長嶋茂雄(77歳)プロ野球選手、 23.松井秀喜(38歳)プロ野球選手、 24.伊調薫(32歳)レスリング選手、 25.羽生善治(47歳)将棋棋士、 26.井山裕太(28歳)囲碁棋士、 27.羽生結弦(23歳)フィギュアスケート選手。 以上です。ちなみに辞退した人は、福本豊(プロ野球選手)、古関裕而(作曲家:没後、家族が固辞)、そしてイチロー(プロ野球選手)です。
 

 どうでしょうか。やはりスポーツ選手が多いようです。そして亡くなられてから表彰される作曲家や俳優も目立ちます。作曲家や俳優は昭和時代に活躍した人が殆どです。これはその時代背景が大きく影響していると思います。戦後貧しい時期の日本に明るさと希望をもたらした功績が讃えられたのでしょう。そう考えると、平成そして令和の時代の作曲家や俳優の中で国民栄誉賞を受賞するのは難しい気がします。
 

 結局、創設の目的の王氏を表彰した後は、誰を表彰したら良いか、歴代の首相は悩んだのではないでしょうか。そのため過去の業績を評価して適当だと思われる亡くなられた作曲家や俳優、歌手などを適宜表彰してきた感は否めません。その合間にスポーツ選手で世界記録達成など目立った活躍をした人が現れたらここぞとばかりに表彰していたのでしょう。そのため、若いスポーツ選手と高齢または亡くなられた芸術分野の人との2極化が顕著になったのだと思います。
 

 大鵬や長嶋茂雄などはなぜ今更?という時期の表彰です。長嶋は松井秀喜と合わせての表彰であり、松井の功績自体も果たして表彰に値するのかは疑問です。ワールドシリーズでMVPを獲得したとはいえ、偉業と言えるほどの活躍だったとは思えません。メジャーリーグで活躍してブームを巻き起こしたインパクトは野茂英雄の方がはるかに大きかったと感じます。
 

 それに高橋尚子はオリンピックの女子マラソンで日本人初の金メダルによる表彰ですが、これで国民栄誉賞ならば、もっと多くの金メダリストが表彰されても良いのではないでしょうか。それこそ過去に遡れば「オリンピックの〇〇競技で日本人初の金メダル受賞者」はたくさんいるはずですし、今後出てきた場合に表彰しなければ不公平です。
 

 表彰基準が明確ではなく、その時の総理大臣の意向によって決まってしまうような賞は果たしてどれだけの価値があるのでしょうか。イチローは3回打診されて3回とも辞退しています。もともと現役で野球を続けているうちは辞退する意向を示していましたが、引退後の3回目には「人生の幕を下ろした時にいただけるように励みます」との言葉で断っています。彼の真意は分かりませんが、その態度には何となく賛同できます。イチローなら没後の表彰も遺言で辞退するような気がします。

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