愛酒の日

　今日8月24日は愛酒の日です。由来はお酒が大好きだった歌人の若山牧水の誕生日だからです。牧水は1885年（明治18年）の今日誕生し、1982年（昭和3年）9月17日に43歳で亡くなりました。
　

　牧水は旅と自然とお酒を愛した人でした。酒量については１日に一升の酒を飲んでいたと言われています。43歳で亡くなった時の死因は急性胃腸炎と肝硬変であり、多量の飲酒が大きな要因だったと思われます。また、死亡したのがまだ暑い時期だったのに、死後しばらく経過しても死体から腐臭がしなかったことから、「生きたままアルコール漬けになったのでは？」と医者を驚かせたとの話も残っています。死ぬ直前までお酒を飲み続けていたのでしょうか。
　

お酒の効能　私はお酒は大好きというほどではありませんが、毎日のように飲んでいます。量は350㎖の缶ビール1~2本です。特に夏場はどうしても飲みたくなってしまいます。そういう人は多いのではないでしょうか。
　

　お酒の飲み過ぎは良くないと言われていますが、逆にお酒は百薬の長とも言われます。適度な飲酒はそれなりに効能がありそうです。有名なのは赤ワイン。赤ワインに多く含まれるポリフェノールは血液中の余分なコレステロールの増加を抑えて動脈硬化を予防する働きがあることは皆さんご存知のことと思います。また白ワインには殺菌効果があり、ビールに含まれる麦芽には美肌効果があるそうです。
　

　ただ、これらの効能はたまに飲酒する程度では得られそうもない気がします。やはり適量を毎日のように飲み続ける必要がありそうです。実際に毎日適量に飲酒する人は全く飲まない人や時々飲む人よりも、心筋梗塞などの冠動脈疾患による死亡率が低い傾向にあるというデータがあるそうです。やはり適量を毎日飲むことがポイントのようです。
　

　それよりも私にとって飲酒による効果は気分が良くなることのように感じています。何となく楽しくなりリラックスできるところが一番の効用だと思います。実際に仕事や家庭で溜まったストレスを飲酒で解消する人は多いことでしょう（別に私が仕事や家庭でストレスが溜まっているということではありません…）。飲酒で気分が良くなるのは、アルコールが脳の理性をつかさどる部位の働きを鈍くし、それにより本能を司る部位の働きが活発になることで気持ちが高揚して元気が出てくるためだそうです。
　

　まあ、中には気持ちが大きくなり羽目を外し過ぎて取り返しのつかない失敗をしてしまう人もいるようなので気を付けないといけませんが。また飲み過ぎれば逆に気持ちが悪くなったり体調を崩してしまうのは当然です。何事においても「適度」が大事だということですね。