プラチナエイジの日

　今日7月5日はプラチナエイジの日です。プラチナエイジって何？っていう人もいると思います。私もその一人でした。ただ4年前に〝プラチナエイジ〟のタイトルで連続昼ドラが放映されていたようなので、ご覧になった方はご存知だと思います。
　

プラチナエイジとは

　還暦を過ぎた高齢者のことを通常は〝シルバー世代〟と呼びます。しかしその響きはあまり活動的ではないイメージがあり、現代の60歳代の実情に合っていません。そこで、シルバーではなく〝プラチナエイジ〟と呼びましょうということで、一般社団法人プラチナエイジ振興協会が制定したものです。プラチナエイジ振興協会は60歳から更に輝く人を応援する団体だそうです。
　

　なぜ今日なのかというと7月5日の誕生石がプラチナだからです。また、プラチナは変色も変質もせずに永遠に輝き続けるそうで、石言葉も〝永遠〟なのです。プラチナエイジ振興協会は、60歳からの世代に生き生きとした人生を送ってもらいプラチナのように永遠に輝き続けてほしいとの思いがあるようです。
　

輝いている人生とは何か

　シルバーでもプラチナでもゴールドでも呼び方を変えたところで自分の人生が変わるものではありません。それに他人から見て輝いている人生が幸せとは限りません。大事なのは自分が幸せだと感じることです。永遠に輝き続けることを求められても苦しいだけの人もいるでしょう（それは私です）。
　

　そもそも輝いている人生とはどんな人生なのでしょうか。実年齢よりも若々しく見えてはつらつとして活動的で社交的で裕福でおしゃれで夢を叶えて…ということを実践出来ている人生でしょうか。そのためには毎日多くの努力が必要だと思います。それはそれで称賛に価することです。でもいつかは自分の老いを受け入れなくてはなりません。いくらアンチエイジングを実践しても老化は避けられません。健康に気を使っていても病気になるときはなります。それが動物である人間の宿命です。
　

　世の中には自分のことは後回しにして誰かのために自分の人生の大半を費やしている人がいます。生活も楽ではなく他人から羨まれることもないでしょう。もしかしたら夢見ていた人生とは違う生き方かもしれません。でもそれでも本人が幸せだと感じているならば、輝いている人生と言えるのではないでしょうか。そんな人は意外と身近にいるのかもしれません。
　

　自分の生き方は他人に評価してもらうものではありません。まして理想の生き方を求められるものでもないはずです。他人から見て輝いて見える人生だけが素晴らしいわけではないのです。多くの人の人生は今のままでも十分に素晴らしいはずです。わざわざプラチナを目指す必要はないのです。シルバーにはシルバーの美しさがあるのですから。