そっくり人形ヒロのひとりごと 190602 ~聞いてもらいたいわけじゃないけど…~

少子化問題の発言

 先日桜田前大臣の発言が話題になりあらためて政治家としての資質が問われている。また失言か、と思ったが、それに対する一部の国会議員や国民の批判に少し疑問を感じる。桜田前大臣を擁護するわけではないが、批判する気持ちにはなれない。むしろ批判して得意気になっている国会議員の方に違和感を覚える。
 

他人事ではないこと

 桜田前大臣の発言は〝結婚しなくて良いっていう女の人が増えちゃった。ここにいる人は子供を産める年齢の人が比較的少ないですが、自分たちのお子さんやお孫さんには最低3人くらい産んでくれるようにお願いしていただきたい。〟というもの。これは5月29日の自民党議員のパーティーでの発言。
 

 実際にこの通りの内容だったのか、この前後にも関連する発言があったのかは私には分からない。我々一般人にはこの部分だけが強調して伝えられているようである。そして問題とされるのはこの発言が女性に対して出産を強要しているように受け取れるということ。その点を立憲民主党の蓮舫副代表が批判したことでも話題になった。
 

 ただこの発言がここまで批判されるべきものなのか私には不可解である。決して結婚しない女性や子供を産まない、産めない女性を責めているようには思えない。最近はこのような出産に関する発言が女性に対するハラスメントであるという捉えられ方をされる傾向があるが、やや敏感過ぎると思う。こういうことを私のような男性が言うと〝男には女性の気持ちは理解できない〟と一喝されるのだろう。
 

 例えば職場で特定の未婚の女性に対して〝いつ結婚するの?〟とか既婚の女性に〝子供は作らないの?〟と言うのはセクハラであることは理解できる。しかし今回の発言はそれとは違う。特定の女性に対して子供を3人産んでくれと言っているのではない。〝これから子供を産むことが出来る立場の女性には出来れば3人くらいは産んでもらいたいので(この場にいる)あなたがたの子供や孫にお願いしてもらえないだろうか。〟と言っているのだろう。なぜそのようなことを言うかというと日本にとって少子化問題が非常に深刻だからである。
 

 この発言で傷付く女性がいることは分かる。ただその女性と同じような境遇の女性でも傷付かない人もいるだろう。そこは個人差がある。国全体の問題を解決する時にはそういう個人の事情を全て理解して誰も傷付くことがないようにすることは不可能だ。そしてそういう時は決して個人攻撃をしているわけではないことを国民が理解する必要がある。傷付く人がいるかもしれないけどその人を非国民だと言っているわけではないということを受け入れないといけない。もっとも恐れることはそういう個人の感情に配慮しすぎて言わなければいけないことが言えなくなる雰囲気が作られてしまうことだと思う。
 

 この少子化問題について多くの国民は未だ他人事なのではないか。しかし実際にはすでにかなり深刻な問題だと思う。今から手を打たないと日本人は絶滅するかもしれないと私は思っている。〝自分たちの世代は大丈夫そうだから〟と思っているのだとしたらとんでもない思い違いなのではないか。
 

 少子化問題を解決する最も有効な手段は子供を増やすことであるのは明白だ。それには女性の力が不可欠である。男性は子供を産むことが出来ないので、必然的に女性にお願いするしかないのである。お願いするとしたら〝産める女性は産んでください。〟と言うことになる。しつこいようだが特定の個人に対して言っているのではない。このことを公然と言えなくなることは憂慮すべきことだ。この言い方では配慮が足りないと言うのなら他の適切な言い方を教えてほしい。
 

 蓮舫議員は発言を批判するだけで、少子化問題を解決する名案を提示していないと聞いている。こういうやり方には賛同できない。女性が子供を産む以外に良い方法があるのなら批判することに理解は出来る。しかし提案出来ないのなら批判するのは控えた方が良い。何故なら批判だけしかしないのは少子化問題の解決がその分遅れるからである。その点で蓮舫議員こそ政治家としての資質が問われると思う。女性代表だという思いもあるのかもしれないが、批判だけなら一般国民でも出来るのである。
 

 今回一般の女性から批判が多いのは〝産みたくても産めない〟という女性が多いからではないか。産めない理由は(体質的に難しい人は除いて)経済的なことや育児環境が整っていないことなどが挙げられる。まずはその問題を政治が解決してくれないと産めないという趣旨の声を耳にする。確かにそれも一理あると思う。ただどっちが先かということを論じているよりもまずは出来ることから始めることが大事だと思う。どっちかが間違っているというのではなく、両方とも正しいのだから。だからこそ批判して政治家の声を抑えるのではなく、少子化解決のために同じ方向を向いて協力する姿勢が必要なのだと思う。
 

 出産は男性には出来ないことだが、育児には当然男性の協力は必要である。産ませるだけ産ませて何も手伝わないのであれば男性が責められるのは当然である。むしろ男性は産むことが出来ないのだから育児では女性以上に役割を担う覚悟が必要だろう。少子化問題についての政治家の発言に女性からの批判の声が多いのは男性の役割についての発言が少ないからということもあるだろう。女性ばかりが責任を問われているように受け取られる発言がいけないのであって男性には男性の責任があるのだということも併せて発言すればここまで批判されることは無いのかもしれない。

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