そっくり人形作りの公式

　年号が平成から令和に変わりました。新たな時代を迎えて新たなそっくり人形のアイデアが湧きました。どのようなものかというと例えばその場で作れるそっくり人形やお客様が自分で作れるそっくり人形などです。もっと自由な発想で人形を作れたら面白いと思います。
　

そっくり人形の新たな形

　今あるそっくり人形のほとんどはオーダーを受けてから完成まで1か月前後を要します。その時間を大幅に短縮出来たら良いのではないでしょうか。その極端な例がその場で作ることです。もちろんそれには工夫が必要ですし、そっくり度が落ちるかもしれません。でもそうすることでコストを大幅に下げることが可能になります。そのメリットはお客様にとって大きいでしょう。
　

　また、そっくり人形を手作りキットに出来ればお客様も作る喜びを得られます。結果的にあまり似ていなくても手作りであることで満足感はあると思います。制作者の手抜きのようにも思えますが、これを実現するには手間が掛かるはずです。いろいろなパターンのパーツを用意しないといけないからです。
　

　要はお客様にとっての選択肢の幅を広げられると良いのではないかということです。今は制作者が時間を掛けて作ったものを買ってもらうだけです。価格の割に思っていたような物でないこともあり得ます。一般的な人形は完成品を見て価格に見合っているかどうかを判断し、納得したものを購入するのですから問題はありません。でもそっくり人形は完成品を事前に確認できないので支払額に見合うかどうかは分かりません。お客様に不利な売買になっている気がします。もっとお客様にメリットのある形で売買出来る方が良いに決まっています。
　

　実現はまだ当分先になりそうです。実際にはその前にやらなければいけないことが山積みなので。ただ、いつもそのようなことを頭の片隅に置いて仕事をしていますので、ちょっとしたことがきっかけで実現に向けて大きなヒントが得られるかもしれません。