幸せへの道標

　2人の心が離れてしまったのは何が原因なのでしょう。相手の言動が理解できなくなったから？、相手が自分を理解しようとしてくれないから？。自分は2人が幸せになれるように頑張ってきたのに…。相手を責めたくなる気持ちは分かります。でも本当に相手だけに原因があるのでしょうか。ウェルカムドールたちは考えます。
　

互いの幸せ

　「お互いに相手が理解できないと思っているかもね。」
　「だとすると相手の心が離れたのは自分に原因があるのかもしれないな。」
　「2人の心が離れたと感じているのなら、相手は先にこちらの心が離れたと思っているんじゃない？。」
　「どちらの立場であっても自分の思いに反対されたら面白くはないよ。」
　「でもそれで意地を張り合って仲違いするなんて子供みたい。自ら幸せになる道から外れていることになると思うけど。」
　「元々は些細なことが原因であることが多いんじゃないかな。お互いにちょっとしたことで相手を責めてしまい、それが度重なって信頼を無くしてしまう、みたいな。」
　「夫婦といえども考え方の違いはあって当然。意見が反した時にどう対応するかが重要だと思う。」
　「相手を責めないことが大事だね。」
　「責められると相手を敵対視しちゃうからね。」
　「敵に対しては攻撃するか委縮するかのどちらかだな。」
　「攻撃しても勝ち目がないと思えばただ黙って従うのみだね。」
　「そしてじっと反撃の機会を窺っているってとこだな。」
　「自分が責める立場だったら反省して責めないように出来るけど、責められる立場だったらどうすれば良いの？。」
　「責める相手を責めるわけにはいかないな。」
　「やはりその責めを受け入れることかな。受容して相手の思いを理解する。でも同調できなければしなくて良い。あくまでも理解。」
　「自分の考えは伝えても良いんだよね。決して賛成しているわけではないことくらいは伝えたいよ。」
　「自分の思いを伝えることは大事だね。反論に聞こえないように気を付けて。」
　「反論しないと相手の思い通りに事が進んじゃうよ。自分の思いと反するけど、それで良いの？。」
 　「仕方がないね。忘れてはいけないのは一番大事なことは2人の幸せだっていうこと。ここで反論したらそれが遠のいてしまうよ。」
　「反論すると敵対関係になっちゃうからお互いに自分が正しいことを認めさせようと頑なになってしまう。でも思いは違えども受容すれば仲間である意識を維持できて間違っていたことに気付いた時には素直に反省出来ると思うんだ。」
　「相手を責めるということは幸せへの道を外れる選択を自らしているということなんだな。」