そっくり人形作りの公式

　人の形をしていれば人形です。作り方に決まりはありません。何を使って作るかも自由です。出来上がった作品が他の人が見てお金を払ってまで欲しいと思うようなものならばプロとしてやっていける可能性があります。しかしそれだけでは足りません。
　

結果が大事

　プロは結果が全てとは言いませんが、結果で判断されるのは当然と言えます。スポーツの世界では特に顕著だと思います。どれだけ練習で努力しても本番で良い成績を収めなければ認めてもらえませんし続けていくことも難しくなります。本当に近しい人でなければ努力してきたプロセスは知ることがありません。努力が結果に表れなければ才能がなかったということで淘汰されてしまうだけです。
　

　プロとして行う物作りにおいては少し事情が違うようです。制作者の作品という結果が特別優れていなくても営業の仕方が上手ければ利益を上げることは可能です。この場合は物作りではなく営業の結果が表れたわけです。営業においてもいくら努力しても売り上げが向上しないことは良くある話です。やはり優れた営業力による結果が大事なわけです。プロにはこの営業力が必要なのです。
　

　しかしいくら営業力があっても作品自体が不評であれば長期に渡って利益を上げるのは難しいはずです。特に今は口コミなどで商品の評価がすぐに周知される時代なので、一定水準以上のレベルの作品を作らないと生き残っていくことは厳しくなっています。やはり仕事として長年続けていくためには優れた作品と営業力の両方とも欠かせないのでしょう。