そっくりなウェルカムドールたちのつぶやき 96 ~幸せへの道標~

幸せへの道標

 〝彼を知り己を知れば百戦危うからず〟ではないですが、お互いの得手不得手を知っていれば相手に期待して良いこと、してはいけないこと、そして協力して行うことが分かってくる。すると生活面での困難の乗り越え方が上手くなり、2人が幸せになれる確率が高くなる。それは理解できますが、生活は2人以外の人間関係や環境にも大きく影響を受けます。ウェルカムドールたちは生活の難しさについて考えます。
 

共助生活

 「2人とも仕事中心の生活をしていたら生活パターンが一緒だから補いあうのは難しいカップルもいるんじゃないかな。」
 「結婚しても仕事を辞めたくないというカップルは増えているみたいだね。」
 「週末にデートするくらいなら独身時代の生活リズムとして無理はなかっただろうけど、結婚すると毎日の家事をどっちがやるのかとか課題は多いね。」
 「自分が食事を作ってあげたいと思っても仕事の関係で帰りが遅くて出来ないってことあるだろうね。」
 「お互いにそうだとコンビニで総菜を買って帰るとかレトルト食品に頼るとかになるかも。」
 「独身時代とあまり変わらないね。」
 「親元で暮らしていた人なら味気ないだろうね。」
 「それでも仲良く生活できるのなら良いんじゃないの?。食生活は時代の変化と共に変わるものだし。コンビニの味が好きだっていう人も結構いるみたいだよ。」
 「〝結婚したらこうあるべき〟みたいな考え方はしない方が良いね。そういう考え方は夫が働いて妻は専業主婦というのが主流の時代の考え方が基になっているのが多いからね。今の時代は夫婦のあり方が多様だからそれぞれのカップルに適した考え方をすれば良いと思うよ。」
 「2人が共に仕事優先の生活を納得していればそれで構わないんじゃないかな。」
 「でも2人の親の世代では非常識なことだろうから異論を言われることはあると思う。そういう場合は奥さんが批判されるのが普通だよね。〝結婚したんだから仕事はそこそこにしないと〟とかって。それに耐えるのは結構きついかもね。」
 「2人は良くても周りが納得してくれないということは想定出来るね。家事は奥さんがやるものっていう古い観念に縛られている人たちがいるのは仕方がないよ。」
 「それに2人の生育環境が違ったら夫婦でも考え方も違うんじゃない?。どちらかはコンビニで良くてももう一方が好まなければ不満は出ると思う。」
 「仕事から遅く帰っても毎日母親の手料理を食べて育ってきた人にはコンビニ食は口に合わないだろうね。でも相手が働き続けることを認めたのならそのことで責めてはいけないよ。」
 「コンビニ食が嫌なら解決方法を2人で考える。それがお互いの特性を知って協力し合うってことだね。」

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