そっくり人形ヒロのひとりごと 191219 ~聞いてもらいたいわけじゃないけど…~
新幹線殺傷事件の判決に思うこと
昨年6月に東海道新幹線内で乗客の男女3人が殺傷された事件の裁判員裁判で、昨日判決が下った。求刑通りの無期懲役を言い渡された23歳の被告は、望み通りの判決に万歳三唱をしたということだ。
望みと罰
被告が事件を起こした動機は「一生刑務所に入るため」というもののようである。その結果、無期懲役になり、本人の望みが叶ったわけである。望みを叶えることと罰を与えることは通常は正反対のことである。その点で考えるとこの判決には大きな疑問が残る。
罰は本人が苦痛に感じることでないと効果はない。そうでないと、罰として与える意味は無い。罰とは当然に、本人が望まないことを強いるものなのではないのか。刑務所に入りたいがために事件を起こして、望みが叶ったことで、本人にとっては事件を起こしたことが正しかったという認識になっているだろう。これで罰を与えたと言えるのだろうか。
この事件に限らず、生活が苦しくて住むところや食べるものに困っている人が、軽微な罪を何度も犯して刑務所を出たり入ったりを繰り返すという話も聞く。刑務所での暮らしの方が生活が楽だからということのようである。このような人にとっては刑務所暮らしは有難いのである。これも罰が罰の意味をなしていないだろう。それどころか、罰があることで犯罪を助長しているとも言える。
では刑務所に入りたい人達に対してどういう刑罰が必要なのか、という問いに対する答えは難しい。そのような人にはどのような罪であろうと死刑が相当だという人もいるかもしれないが、私は死刑そのものに同意できないので、その答えにも同意はできない。
罰とは、犯した罪を悔い改めさせることが目的であるならば、今回の判決はその目的を果たせるものであるのかを考える必要はあるだろう。刑務所という一つの場所に監禁しておくことが罰になるのは、一般社会での生活を普通に送れることが人間として当たり前の幸せであるということが前提となっている。しかし、一般社会での生活が苦しみでしかない人もいつの時代でも一定数いるということまで前提として含んでいないと、刑務所に入りたいがために起きる事件は無くならないだろう。
今回の被告は、現時点では喜んでいるかもしれないが、刑務所暮らしが想像とは違い、新たな苦しみを感じて後悔することになるならば、無期懲役の判決に意味はあったと言えるだろう。今はそうなることを信じるしかない。
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