高校野球観戦

　今日は日中に時間が空いたので買い物のついでに県立野球場で高校野球を観戦しました。ちょうど昨日から北信越高校野球県大会が始まっており、今日の第3試合に星稜高校が飯田高校と対戦しました。
　

星稜新チーム

　皆さん後存知のように星稜高校はこの夏の全国高校野球選手権甲子園大会で準優勝しました。奥川投手や山瀬捕手などの3年生が抜け、甲子園終了後からは新チーム体制となっています。ただ、甲子園で活躍した2年生が多数残っており、新チームも期待が持てます。その新チームの戦いぶりを見てきました。
　

　結果を先に言うと、星稜が10－0で8回コールド勝ちでした。圧勝のようですが、観ている分にはそれほど一方的な印象は感じませんでした。星稜はランナーは出すけれど、思ったように得点できません。満塁や2,3塁にランナーがいる時にあと1本のヒットが出ないのです。残塁がかなり多かったです。チャンスの割には得点が少なく、結局8回まで掛かってしまいました。8回に相手のエースが交代して4点を取りコールドゲームになりましたが、それまではそのエースに要所要所で抑えられて、チャンスの時に上手くかわされ、大量得点が出来ない状況が続いていました。
　

　守りも相手を零封はしましたが、それなりにピンチもありました。打たれたヒットは少ないですが、先発が1年生ピッチャーだったこともあり、何点か取られていてもおかしくない戦いぶりでした。それでも新チームになって初めての公式戦であることを考えると上々の戦いぶりとも言えるのでしょう。選手起用については今はいろいろと試している時期で、最終的には今日とは違ったメンバーになるのだと思います。
　

　星稜新チームの一番の注目は主将で4番でキャッチーの内山選手でしょう。ピッチャーのリード面に関しては私には分かりませんが、守備面や打撃面ではやはり光るものを感じました。初回にはあわやホームランという大きなファールを打ちましたが、その後はセンター返しを心掛けてヒット3本を連ねました。最終打席のサードライナーも野手の正面でアウトになりましたが良い当たりでした。守備でも満塁のピンチにホームでホースアウトにした後、迷わずにサードに投げてダブルプレーにするという状況判断は見事でした。内山選手中心のチームであることは間違いありません。
　

　ピッチャーは先発は1年生左腕の野口投手でしたが、7回から寺西投手に替わりました。替わったばかりの時は制球が定まらず四球を出してしまいましたが、その後は落ち着いて抑えていました。8回の投球は見事だったと思います。この寺西投手が甲子園で活躍した荻原投手と二本柱として頼れる存在になれば新チームでも甲子園出場の可能性は非常に高いと思います。
　

　それにしても今日は暑かったです。金沢は33~34℃あったのではないでしょうか。この暑い中で熱心に応援している人達はすごいな～と思いました。選手の皆さんだけでなく応援していた人達もお疲れさまでした。