残暑です

　8月後半にやや涼しくなってきたと思っていたら、9月に入りここ数日また30℃越えの日が続くようになりました。今日も金沢では32~33℃まで上がったようです。どうやらこの暑さは火曜日まで続くようです。
　

　とは言っても朝晩は少し涼しいのが夏本番とは違うところです。熱帯夜にならないのはせめてもの救いと言えます。
　

宝達山ラン

　今日は息子の部活の送迎で石川県のかほく市の高松というところまで行きました。この市は金沢市と町を一つ挟んだ自治体で、全国住み良さランキングで上位に入る市です。送りと迎えの間に4時間程あるので、その空いた時間にマラソンの練習をしました。
　

　この辺りは数年前には時々走っていたところです。今日は久し振りに走るので、気分転換になります。走り始めは結構いい感じでしたが、ちょっと気温が高めのためか心拍がなかなか落ち着かない状況でした。最初は比較的平坦な道を1時間半ほど行って引き返すつもりでしたが、途中で「そういえば、この辺りは宝達山があるんだった」と思い出し、周りを見ると右側に見えました。
　

　以前トライアスロンをやっていた時には、時々自転車で宝達山の展望台までの往復をしていました。ウルトラマラソンをするようになってからも一度だけですが、自宅から往復ランをしたこともありました。そういうことがあったので、どうせなら今日も宝達山の展望台まで登ってみようと思い立ちました。
　

　ただ実際に宝達山のふもとまで走ると思っていたほど調子が良くないように感じました。それで「取り敢えず行けるところまで行って引き返せばいいや」と思って走り続けたのです。
　

　数年ぶりですが何度も登っているので、何となく登りの状況は覚えています。頂上まで6㎞との表示はありますが展望台は頂上よりも少し下です。途中傾斜が16%のところもあり、「そういえばこんなきつい登りがあったんだっけ」と後悔しながら走り続けました。山の6㎞は平地の6㎞と違ってとても長いです。トボトボと走り続けますが、なかなか進みません。以前はこれほど苦労しなかったはずなのに今日はとてもしんどいです。
　

　随分走っただろうと思いながら見上げると、展望台がある辺りはまだ遠くに見えます。その瞬間「まだまだなのか…」と意気消沈しました。山頂まで2㎞の表示を見たときにはかなりきつくて「もうここまででいいや」と諦めました。引き返そうと山頂に背を向け数歩下りましたが、「やっぱりここまで来たのなら…」と思い返して、また上を目指すことにしました。
　

　そこから少し上ると結構傾斜の緩いところが多くて何とか展望台までたどり着くことが出来ました。そこまでに持参していた水分をかなり消費していたので、自販機で補給しようとしましたが、なんと自販機が稼働していなかったのです。展望台の〝山の竜宮城〟がしばらくの間休館していることは知っていましたが、自販機くらいはあるだろうと思っていたのが間違いでした。
　

　帰りは下りメインですが、水分が残り少ないので不安です。途中に天然の湧き水もあるのですが、そこを見落として通り過ぎてしまいました。ふもとまで下りて県道を走っていても全く自販機は見当たりません。ちびちびと水分補給していましたが、さすがに30℃を越える暑さの中で走り続けるのが厳しくなり、ついに途中で歩いてしまいました。走ろうと思えばまだ走ることは出来そうでしたが、息子や息子の友達を無事に家に帰さなければいけないので、熱中症で倒れるわけにはいかないという思いが強かったこともあり、無理をしないことにしたのです。
　

　その後は歩いたり走ったりの連続でした。残り3㎞くらいのところに自販機があったので救われました。その後は何とかスタート地点に戻れましたが、その後に足を攣ってしまいました。部活が終わるまでには1時間近くあったので、それまでに休んで回復させました。
　

　子供たちと一緒に無事に帰ることが出来て一安心です。送迎の合間に無理なランニングはするべきではないと反省した1日でした。