仕事も遊びも一生懸命の日

　今日は夏至です。1年のうちで昼が最も長く夜が最も短い日であることは皆さんご存知のことと思います。今年は6月22日ですが、概ね21日であることが多いようです。一昨年も昨年も、そして来年も6月21日です。
　

　そしてこの夏至に合わせて制定されている記念日がいくつかあり、その中に〝仕事も遊びも一生懸命の日〟というのがあるのです。この記念日をご存知の方は少ないのではないでしょうか。
　

　何故ならこの〝仕事も遊びも一生懸命の日〟は2019年（平成31年）、つまり今年になって認定・登録されたものだからです。ですから今日が第一回目ということになります。東京都新宿区四谷に本社を構える不動産投資専門会社の富士企画株式会社が制定しました。仕事も遊びもどちらも重要であり、両方を全力で取り組む日とすることを目的としているそうです。ワークライフバランスの考え方に基づいているようです。
　

仕事と遊びの関係

　両方を全力で取り組む日…？。仕事と遊びの両方を1日の中で全力で取り組むというのは無理がある気がします。特に今日は土曜日なので仕事が休みの人は多いでしょう。今日仕事に全力投球するのは休日出勤でもしない限り不可能な人は多いと思います。今日が仕事だという人でも全力で仕事をした後に全力で遊びに取り組むなんてどれだけの人が出来るでしょうか。大体時間帯を考えると出来る遊びなんて限られると思います。せいぜい飲みにいったりフィットネスクラブで汗を流したりするくらいでしょう。あとはちょっと良からぬことくらい…でしょうか。
　

　ワークライフバランスとはそういうことではないと思います。仕事過多になりすぎている日本人はもっと趣味や家族との時間を大切にして仕事と家庭のバランスを上手に取りましょうということなのだと私は解釈しています。無理に両方を全力で行うことではないでしょう。それに遊びに全力で取り組むのは仕事が休みの日が適していると思います。
　

　特に私はひねくれているのでこのように〝両方とも一生懸命に…〟などと言われると何か強制されているように感じて余計に反発したくなってしまいます。仕事も遊びも必ずしも全力で取り組まなくてはいけないわけではありません。それぞれ個人の裁量で判断して行えば良いのです。遊びたくない人は無理に遊ぶことはありません。ただ仕事一辺倒になって身体を壊さないように気を付ける必要はあるでしょう。
　

　仕事と遊びのバランスは大事です。遊びたいのに仕事が多過ぎて遊べないとストレスが溜まります。仕事をしたいのに遊ぶことが多過ぎてストレスが溜まる人は滅多にいないでしょう。ただ子育て中の方は家庭優先になり仕事をしたくても出来ないストレスはあると思います。バランスのとり方はひとそれぞれですが、要はストレスを溜めないことが肝心なのです。無理に仕事も遊びも詰め込んで身体を壊したら意味がありません。
　

　〝仕事も遊びも一生懸命の日〟は仕事をしたい人は仕事を、遊びたい人は遊びを一生懸命にして日頃のストレスを発散する日と考えた方が無理がないのではないかと思います。無理は禁物です。全ては身体が資本だということです。