幸せへの道標

　結婚相手は確かに大切。だけど子供がいたらそちらに愛情を注いでしまうのは仕方がない。結婚相手のことまで考えている余裕はない。それはそうかもしれません。でも子供はいずれは親の手を離れていくもの。いつかはまた夫婦2人の生活が訪れます。その時に幸せに暮らせるようにするためにどうしたら良いのか、ウェルカムドールたちは考えます。
　

幸せな関係

　「夫婦にとって子供は宝。子供優先になるのは当たり前だね。」
　「親は大人なんだから自分のことは自分で出来るでしょって言いたくなるだろうね。」
　「でも子供がいることでお互いに相手を軽んじるようになると子供の成長にも影響するんじゃないかな。」
　「そうかもね。夫が妻をさげすむ発言をしていると子供も他人を馬鹿にする発言を平気でしたり、逆に母親を守るために父親を憎むようになったり。」
　「どう影響するかは子供の性格にもよるんだろうね。」
　「どっちにしても他人を蔑視したり憎悪したりというマイナスの感情を持たせちゃうね。」
　「両親の仲が悪ければ結婚に希望を持てなくなる子もいるだろうな。」
　「結婚生活が楽しくなさそうに見えれば自分は一生独身で良いと思っちゃうかも。」
　「とにかく夫婦仲が良いに越したことはないね。日頃からそういう姿を見せていられると良いんだろうな。」
　「少なくとも子供の前では喧嘩しない方が良いと思うよ。」
　「子はかすがいって言うけど、子供がいるから夫婦が一緒にいられるという関係はちょっと寂しいな。」
　「子供がいなかったら繋ぎ留めておくものがないってことだからね。」
　「子供がいてもいなくても変わらない関係を作っていけるといいね。」
　「それは理想だけど、そんなこと無理だよ。2人の時間なんてなかなか作れないんだから。」
　「そうかな。むしろ子供がいるからこそ夫婦の仲を良くすることが出来ると思うけど。」
　「確かに仲良くなるチャンスかもね。夫婦2人きりだと一緒に何かして楽しいのは最初の内だけでだんだんとそれぞれが自由に好きなことをするようになるんじゃないかな。でも子供がいたら保育園や学校の行事に一緒に参加したり、ママ友同士の交流に家族ぐるみで楽しんだりできるよね。子供がいることで夫婦揃って出かける機会は多くなると思うな。」
　「でもそんなの面倒臭いって父親も多いんじゃないの？。」
　「いつも母親任せって父親はいるだろうね。」
　「そういう人でも1回参加してみたら結構楽しいことに気付くんじゃないかな。」
　「食わず嫌いは良くないね。」
　「それでもやっぱり面倒臭いって人には無理強いしない方が良いんだろうな。」
　「更に険悪な関係になっちゃうからね。」