幸せへの道標

　結婚相手、それは一番大切な人…のはず。でも今の自分の態度はその思いにふさわしいものでしょうか。以前は相手を喜ばせたい、幸せにしてあげたい、と思っていたのに、その思いと反対のことをしているのかもしれません。自分だけが幸せな家庭なんてありません。幸せになりたいならどうしたら良いのか、ウェルカムドールたちは話します。
　

幸せな関係

　「結婚相手が大切な人だっていうのはお互いに言えることだよね。自分が相手に大切にしてもらえていないと感じていたら相手を大切にしてあげたいなんて思えないんじゃないの？。」
　「してもらえていないんだからする気にはなれないって気持ちも分かる気がする。」
　「お互いにそう思っていたらいつまでもそのままだよ。」
　「今更優しくしても何か裏があるんじゃないかって疑われるかもよ。」
　「浮気とか、ね。」
　「していないのに疑われたら損するな。」
　「そんなこと考えるから余計に態度を変えることができなくなるんでしょ。」
　「実際に疑われるようなことをしていないのなら、疑われても堂々としていれば良いんだから何も気にすることは無いんじゃないの？。」
　「相手の態度がどうであれ、大事なのは自分の態度を変えることだよ。」
　「でも長年一緒に暮らしているとどうしても分かり合えないことがあるんだということが分かるんじゃないのかな。」
　「それに新婚当時のラブラブな関係なんていつまでも続かないし。それで何となく夫婦なんてこんなものだろうって感じになるんだと思う。」
　「離婚を考えるほど仲が悪いわけじゃなければ今のままでも良いだろうって感じかな。」
　「子供がいれば子供の方に愛情を注ぐようになるし、それで妻は満足できるでしょ。」
　「夫は仕事で稼いでくれればそれで良いってことか。」
　「夫自身もそれで役割を果たしているんだから十分だろうって思うのかも。」
　「でも妻はもっと家事育児に協力してほしいって思いがあるから夫の態度に満足はしていないよ。」
　「妻も働いていたら特にそう思うね。」
　「子供はある程度成長すると反抗期になって父親を煙たがるでしょ。いくら家事育児を手伝ったとしてもそうなったら割が合わないと感じるだろうね。」
　「妻にも子供にもうとまれて家の中で安らげないね。」
　「子供はそれぞれの性格で親に対する態度は違ってくるから仕方がないよ。どんなに愛情を注いでも嫌われることはあるんだから。」
　「子育てに見返りを期待したらダメだね。いずれは親から離れていくと思っていないと。」
　「だからこそ夫婦関係を良好にしておくことが大事なんじゃないかな。」